【情報シェア】厚生労働大臣あてに赤ちゃんを亡くした家族への公的支援を求める要望書が提出されました
2022年2月8日、ペリネイタルロスのグリーフケア活動をされている『周産期グリーフケアはちどりプロジェクト』さんより、厚生労働大臣あてに「妊娠中及び乳児期に赤ちゃんを亡くした家族への心理社会的支援について、国・自治体による公的支援を求める要望書」が提出されました。
2021年5~6月にかけて当団体で実施されたアンケート調査で集まった897件の当事者の声を取りまとめて要望書として提出されたものです。
要望事項は以下7項目
(1)行政による二次的な傷つきを減らすための体制を作ってほしい
(2)相談窓口の設置、こころのケアを行う体制を作ってほしい
(3)情報提供のための体制を作ってほしい
(4)自助グループ、サポートグループとの連携、協働、支援をしてほしい
(5)医療への啓発と連携をしてほしい
(6)赤ちゃんを亡くした家族への支援の必要性について社会へ啓発してほしい
(7)流産・死産で亡くなった子どもも希望制で戸籍に残せるようにしてほしい
iKizukuも同じ思いであり、特に(3)の当事者に必要な情報の提供、(4)の自助グループとしての取り組み、(6)の社会・特に企業への啓発、を三本の柱として活動しており、私たち二人もアンケートに回答、働く天使ママ・パパへの支援に関する思いをめいっぱい書かせていただきました。
要望書には、『(6)赤ちゃんを亡くした家族への支援の必要性について社会へ啓発してほしい』の部分で、働く天使ママ・パパの支援として、以下の点を挙げてくださっています。
◆流産・死産は母親への身体的・心理的負担の大きい出来事であることを職場に周知し、必要な休暇の取得や復職時への配慮等、積極的な支援を行うように呼びかけてほしい
◆赤ちゃんを亡くした父親にも心理社会的支援が必要であることを職場に周知し、流産・死産時の忌引休暇の設定を促してほしい
◆妊娠12週以降の流・死産は産後休暇の対象であることを自治体から職場にしっかり周知し、死産届提出時に家族にも情報提供してほしい
◆妊娠12週前の流産の場合も、必要な休暇が取れる制度を国として作ってほしい
是非、政府・行政に動いていただきたいと思います。
iKizukuとしてもこの動きを加速できるよう、社会・企業への啓発・環境改善活動に取り組んでまいります。
企業の方、働く天使ママの現状や必要な支援について、いつでもお話しさせていただきます。ご意見ご要望がございましたら、是非お寄せくださいませ。
yuka
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