【活動報告】日本助産学会のニュースレターにコラムを掲載頂きました
この度ご縁を頂き、一般社団法人 日本助産学会 のニュースレター(No.97/2022年1月号)にiKizukuのコラムを掲載頂きました。
「iKizukuから助産師の皆さんに伝えたいこと」として、働く天使ママの現状と、病院という、まさにペリネイタルロスを経験する現場、すなわちグリーフの入口という場所で、助産師さんから当事者に伝えて欲しいこと・配慮頂きたいことを、図々しくもページいっぱいに書かせていただきました。
『助産師には、いかなる週数・理由であれ、流産・死産を経験した方々に適切に社会資源とサポートを届け、新生活に復帰されるよう支援していく責務があります。しかしながら、この当然の支援が届けられていない実態がわかりました。これはあるまじきことと思い、会員の皆様にお伝えいたします。』
そんなご担当者のコメントも頂いています。
もちろんこれまでも助産師さん達からのご支援・ご配慮はあったはずですが、通院中や入院から退院までの間、そして産後の健診までのことが中心だったと思うのです。
しかし、当事者にとってのグリーフは、退院してからがむしろ本番です。当事者はその後の生活に適応していかなければならず、更に「働く天使ママ」には職場復帰というハードルがあります。
そんなハードルを前に、情報や支援の場がなく、孤独に辛い思いをしている人が少なくありません。心身共に辛い中で、自分で情報を取りに行くこと、支援を求めることには限界があります。
必要な制度や知識について、少しでも早いタイミングで伝えて欲しい、退院後にも身体のこと、心のことを相談できる場が欲しい。
お忙しい医療現場の中でできることも限られるかとは思いますが、当事者が病院を出た後の生活のこと、置かれている環境のこと、少しでも広い視点で知っていただき、できるご支援を頂けたら嬉しいです。
助産師・医療従事者だけでなく、多くの方に読んでいただけたら嬉しいです。
私たちのコラム以外の内容も是非ご覧ください。
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