【情報シェア】ペリネイタルロスの心理的負荷は「強」
厚生労働省が策定している「精神障害の労災認定基準」というものがあり、どのような出来事が、こころの病気に関連する心理的負荷(ストレス)なのか、またその強度がどれくらいかを三段階で表した「心理的負荷評価表(ストレスの強度の評価表)」が定められています。(リンク:心理的負荷による精神障害の認定基準について/パンフレットもあります)
「労災の認定基準」なので、業務上のストレスについての説明が中心ですが、業務以外でどんなストレスが精神障害(こころの病気)を引き起こすのかについても書かれており、その中に、ストレスが三段階で最も「強い」出来事として「子供の死」「流産」があげられています。
働く天使ママの中には、初期流産をしたけれど、妊娠を職場に報告していない段階だったりして流産の事実を隠したまま仕事をされていたり、職場での理解が不足していて辛いと言えず平気なふりをして仕事をしなければならなかったり、こころの病気になったけれどそれが言えなかったり、こころの病気になったけれどお休みができず辞めなければならなくなったり、そんな方がいらっしゃるかも知れません。
しかし「流産」「子供の死」というものは、こころの病気の原因となる、最も辛いできごとの一つなのだと、政府が会社に示しているのです。会社の人事・労務担当者などはこの厚生労働省の基準は知っておくべきものかと思います。
働く天使ママ・パパさん、ご自分の状態を職場に伝える際の参考にしてみて下さい。また周囲の方・職場の方も是非参考にされて下さい。
【ご参考】
厚生労働省では、こころの病気について、治療の情報、地域でサポートを受けられる場所、国の施策や専門情報などを提供してくれています。また働く人のメンタルヘルスに特化したサイトもありますのでよければ見てみて下さい。
引用:厚生労働省「精神障害の労災認定基準」・「業務以外の心理的負荷評価表」
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